東京都の害虫駆除事例 – ゴキブリ大量発生編
プロテクトオールでは、関東を中心に幅広い害虫の駆除に対応しています。
今回は、東京で請け負った飲食店におけるゴキブリ駆除事例についてご紹介します。
東京都におけるゴキブリの駆除事例
エリア | 東京都内 |
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害虫種別 | ゴキブリ |
被害状況 | 2階建ての飲食店にて、1階の厨房をメインに大量のゴキブリが発生。 |
相談内容 | いくつかの害虫駆除業者に依頼したものの、根本的な状況が改善されない。何とかしてほしい。 |
駆除方法 | 空調を止めた環境下に、残効性薬剤をコーティング。その後、全体に即効性のガスを充満させた状態で4時間放置。 |
駆除に掛かった期間 | ガスを換気する時点でかなりの個体が死に至っており、即効性+残効性の2段階処置で、1週間後には見かける個体数が激減したとのことでした。 |
施工したスタッフからのコメント
土地柄、水道設備などを往来する個体数はかなり多いと思います。
調査時にも経験したことのない発生量を観測しており、よい結果を導けるか試験的な部分もありましたが、結果としてお力添え出来て良かったです。
飲食店にゴキブリが繁殖するのは避けられない?
ゴキブリは、繁殖力も生命力も非常に強い厄介な害虫です。悪食で、髪でもほこりでも、食べられそうなものなら何でも食べてしまいます。
また、グロテスクな外観や集団で活動する習性、不衛生なところに湧くイメージなどが広く浸透しているため、人の嫌悪感を大いに刺激します。
まさに、飲食店の天敵とも言える害虫でしょう。
ある意味では、飲食店にゴキブリが繁殖するのは仕方のないことと言えます。これは、飲食店が不衛生だからというわけではありません。
衛生的であっても、ゴキブリが好む環境が整っていたら被害に遭ってしまうものだからです。
飲食店にゴキブリが増える理由
飲食店には、水があり、食べ物があります。
また、食材を保存しなければならないため、業務用冷蔵庫を置いているところがほとんです。冷蔵庫は熱交換をして庫内を冷やし、外に熱を逃がします。隙間も多く、隠れ場所としての好条件が揃っています。
このほか、侵入しやすい点も見逃せません。店の出入り口は人が頻繁に行き来しますし、換気扇や排水溝など、外の空間と繋がる部位も多いです。しかもそうした部位には、多くの場合ゴキブリにとってのご馳走(換気扇に付着する油や排水溝を流れる食べ物のカスなど)が豊富にあります。
多くの場合、飲食店は集中しますから、他店舗から移ってくるケースも少なくありません。
侵入経路を可能な限り断ち、継続的に対策していかない限り、ゴキブリと無縁でいることはできないでしょう。
ゴキブリの発生を防ぐには
前述の通り、ゴキブリの発生を防ぐには、継続的な努力が必要です。
例えば侵入経路をゼロにすることは難しいですが、減らすことはできます。
換気扇は、もし壁に穴を開けるタイプのプロペラファンを使っているなら、ダクトタイプのシロッコファン(円柱型のファン)に交換して方が、構造的に害虫が入ってくるリスクを小さくできます。
また、排水溝は可能な限りこまめに掃除を行うことが大切です。特にグリストラップは注意したい箇所です。下水に繋がっているために、清掃しようと蓋を取ると、汚臭が上ってきます。ただでさえ不潔ですから、掃除を避けたくなるもの無理のないことです。
しかし放置したグリストラップはゴキブリを始め害虫・害獣の温床になりますし、詰まって厨房に汚水が溢れないとも限りません。
大仕事ですから毎日は難しいかもしれませんが、人的リソースなども鑑みながら清掃サイクルを業務フローに組み込んでしまうことをおすすめします。
もし可能であれば、排水溝に蓋をして、そもそも使わないという選択もあります。実際、近年の飲食店は、衛生面への配慮から排水溝を設けない店舗も増えています。
また、生ごみの処理を工夫するのも効果的なゴキブリ対策となります。例えばゴミ箱に捨てる前に水気を切る工程を入れる、専用の冷蔵庫を購入して捨てるまで冷蔵(または冷凍)管理するなどの方法があります。