シロアリ被害のサインかも!?羽アリを見かけたら要注意
シロアリは日常生活に深刻な被害を発生させる虫です。とくに注意すべきは春から秋頃に発生するシロアリの羽アリ。
羽アリは春になり窓を開ける機会が増えると屋内に入り込み、家の軒下等で繁殖します。
ここでは「羽アリの発生時期」と「シロアリ被害の危険性」について説明します。
網戸に羽のついたアリを見かけたら要注意!もう危険なシロアリがお家に入ってしまっている可能性もあるのです。
シロアリの羽アリは、新しい巣を作るために移動している
シロアリの羽アリが発生するのは主に4月~10月頃です。シロアリの種類によって多少は異なりますが、一般的には春に羽アリが発生して元の巣から飛び立って新しい巣を作ります。
羽アリにも雄と雌がありそれぞれが風に乗って飛行し、新しい住処を見つけて巣を作り始めるのです。
羽根のついたアリは家屋の網戸にくっついている状態で発見される事があります。
この時にシロアリが入らないよう厳重に気を付けて網戸を開閉すればいいのですが、シロアリが素早く屋内に入ってしまう事になるのです。
シロアリは「巣別れ」の時だけ羽アリを発生させるので、羽アリを見なくなったからと言って油断していると非常に危険です。
羽アリを見ない→シロアリが消えたと言うわけではなく、白アリがその家に巣を作って繁殖している可能性が高いのです。
シロアリは羽アリの後に働きアリ達がどんどん繁殖しており、着々と食害を広げていきます。
窓やドアの開閉がしにくい、廊下が軋む理由はシロアリかも
シロアリ被害の恐ろしさは、その家屋の住人がまったく気が付かない間に家の柱や壁が食害を受けてしまう点にあります。
知らないうちに家屋の基礎部分や建物を支える柱等がシロアリに食い荒らされ、建物の強度が落ちて倒壊することさえ考えられるのです。
シロアリ被害はちょっとした家屋の変化から分かります。
例えば、いつもと同じように生活しているのに、ドアや雨戸、窓等が開閉時に引っ掛かるようになるのはシロアリが床下で発生して被害が広がっている為に家屋が傾きつつあるのかもしれません。
歩行時の床の軋みや凹みも要注意。シロアリは床下を食いつくすと柱の繋ぎ目や家の土台まで食べ始めます。
こうなると最悪の場合は家屋が倒壊する危険性もありますので、早急に手を打ちましょう。
地震や大雨、災害時には家屋倒壊の危険もある
シロアリによって被害を受けた家屋は、地震や大雨と言った災害時に倒壊するリスクが非常に高まります。
シロアリの羽アリを見かけたら、そのまま放置するのは非常に危険です。
速やかに適切な対策を取るか、専門の駆除業者に連絡し、徹底的な駆除を依頼するのがおすすめです。