ホテルも安心ではない?目に見えないトコジラミに対する対策
自宅ではない場所に宿泊する場合は、どれほどきれいに見えても「害虫」のリスクを忘れないでおきましょう。
あまりにも小さくて目に見えない「トコジラミ」は、いったん食われたり衣類にうつったりすると、後の駆除がとても大変な害虫です。
ホテルや旅館に宿泊する時に取るべき「トコジラミ対策2点」をご紹介しましょう。
ベッドマットレスなどで、トコジラミの痕跡をチェック
どんなに清潔に見えるホテル・旅館でも荷物を開く前に「トコジラミ」のチェックが必要です。
チェックすべき場所は、おもに次の3か所です。
1.ベッドのマットレスの縫い目・マットレスの角
2.ヘッドボードの裏・ドレッサーの中
3.ソファや椅子の縫い目
上記3か所のうち、最も危険なのがベッドです。
部屋に入ったらシーツをはがし、下にあるマットレスの縫い目を確認。
縫い目やマットレスの角の部分に、赤茶色・黒っぽいインクのようなシミがあれば、トコジラミのいる確率が高いと言えます。
この黒っぽいシミはトコジラミのフンで、人間の血液をエサにしているために、血液の色の残ったフンが点々とついているのです。
このようなトコジラミの痕跡を見つけたら、直ちにホテルフロントで、トコジラミの痕跡がある旨を伝え、部屋の移動を依頼しましょう。
部屋を移動したからと言って、その部屋も安全かどうかは分かりません。
予約時点で害虫駆除済みのホテル・部屋であるかどうかを問い合わせるのが良いでしょう。
旅行で使った荷物類は洗濯・熱乾燥で念入りに行いベッドやソファをチェックし終わるまでは、リュックやハンドバッグ等は床置きをしてはいけません。
目視でトコジラミの成虫に気付けば手荷物に付いていても除去する事が出来ますが、トコジラミの卵は1mm以下。
その存在に気付かないまま自宅に荷物を持ち帰った後に孵化・拡散する場合が多いです。
後で悔やむことの無いように念入りにチェック・自衛しましょう
旅行の後はまず念入りな洗濯・熱乾燥を。
100%死滅させる事は出来ませんが、ある程度リスクを減らす事が出来ます。
この時、旅行で使った衣類以外も一緒に洗濯してしまうと被害を拡散してしまう可能性があるのでご注意を。
室内チェックが終わるまで、カバンはバスルームにさて、宿泊先でのトコジラミ対策をもうひとつご紹介します。
室内のトコジラミチェックが終わるまでは、荷物はバスルームに置いておくといいでしょう。
バスルームはトコジラミの生育に適していないので、比較的クリーンな場所です。
できれば就寝中もバスルームに置いたままにするのがおすすめ。
キャリーバッグは開けたまま床に放置は厳禁です。必ずファスナーを閉めましょう。
S字フック等を数個持ち歩き、衣類掛け等にハンドバッグやリュックを吊るすのもトコジラミ被害を回避する手段のうちの一つです。
トコジラミを衣類や荷物に寄せ付けないのが、最大のトコジラミ対策です。