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東京、大阪など主要都市でトコジラミが増加?その理由とは

2023年に入り、新型コロナウイルス感染症の水際対策が徐々に緩和され、さらにゴールデンウィークを前に全面撤廃されると、人々の行動範囲が大幅に拡大しました。

その結果、国内外からの観光客が急増し、ホテルや旅館などの宿泊施設の利用率が飛躍的に上昇。その一方で、特に東京や大阪、横浜などの主要都市でトコジラミの被害もまた増大しています。

トコジラミの問題は、これから夏の観光シーズンに向けて、一層の注意が必要となっています。

日本におけるトコジラミの歴史

トコジラミは昔から人間とともに生活してきた昆虫で、古代エジプトの時代からその存在が知られていました。現代でも世界中で見つけることができます。

日本においては、かつては戦後の混乱期に多く見られましたが、その後の生活環境の改善や殺虫剤の使用により、一時期はほぼ姿を消していました。

しかし、2000年代初頭から再び増加の傾向が見られ、特に旅行者が多い宿泊施設などで問題となっています。

また、約10年ほど前から殺虫剤などに含まれる殺虫成分に耐性を持ったスーパートコジラミが増加傾向にありました。殺虫剤の効果がないため、2019年頃までは年々被害を訴える人が増え続けていたのです。

そんな時訪れたのが新型コロナウイルス感染症の拡大です。海外からの観光客や国内の旅行者が減るにつれて、トコジラミの被害も落ち着いていきました。

東京・大阪・横浜など、日本でトコジラミ被害が増加している理由

新型コロナウイルス感染症の拡大は、完全に収束したわけではありませんが、2022年頃には流行の拡大を抑えながら社会経済活動を回復させる取り組みが行われるようになりました。

海外への旅行者や、海外からの外国人旅行者が増加するに伴って、トコジラミの被害相談件数も、2019年以前の水準に戻っているのだそうです。

国内外問わず、旅行者が移動することで、無意識にトコジラミを運び、被害が拡大しているのです。特に、東京、大阪、京都、横浜など、海外からの旅行者も多い主要都市では注意が必要です。

トコジラミの被害とは

トコジラミに刺されると、刺された部位が赤く腫れ、強いかゆみを感じます。治療は基本的に症状に対する対症療法となります。

ただし、トコジラミは蚊のように感染症を媒介する心配はありません。そのため、家に持ち込まない、そして早い段階で発見し大繁殖を防ぐことができればそれほど大きな害を被ることはないのです。

必要以上に恐れることなく、冷静な対応で被害を防ぎましょう。

利用者が知っておくべき宿泊施設でのトコジラミ対策

ホテルや旅館に泊まる際のトコジラミ対策は、以下のような手順を踏むことが一般的です。

部屋をチェックする

チェックイン後、すぐに部屋のトコジラミをチェックします。特にベッドのマットレス、枕、ベッドフレーム、ヘッドボードなどをよく確認します。

トコジラミは赤褐色の小さな虫です。一匹だけを肉眼で見つけることは難しいかもしれませんが、多くの場合数匹〜数十匹の集団で潜んでいます。また、黒い小さな点(排泄物)や赤茶色の斑点(血痕)もトコジラミの存在を示す手がかりです。

荷物管理

トコジラミが荷物に潜むのを防ぐため、荷物は床に直接置かず、ラゲージラックやデスクの上に置きます。また、ベッドの近くに荷物を置くのも避けましょう。

宿泊施設の客室の中で、最も安全なのは浴室です。もし浴室に荷物を置くのに抵抗があるという場合は、大きなビニール袋に全て入れて、口をしっかり縛っておくと安心です。

また、持ち帰った荷物にトコジラミがついていないか、家に入れる前に隅々までチェックしてください。

もしトコジラミを発見したら

宿泊施設などでトコジラミを発見した場合は、すぐにスタッフに報告します。そして、可能であれば他の部屋に移動するように要請しましょう。移動先の部屋でも、同じように部屋のチェックや荷物の管理が必要です。

これらの対策をきちんと行うことで、トコジラミを家に持ち帰ってしまい、被害を拡大させることを防げます。

気がついた時には、すでに自宅で繁殖してしまっていたという場合は、すぐに専門の駆除業者に相談するのがおすすめです。

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