家に発生したネズミは自分で駆除できる?
ネズミは、家の屋根裏などに潜み、キッチンに置いてある食材を食べてしまったり、電気機器の配線をかじってしまったり、様々な被害を及ぼします。
今回は、住み着いてしまったネズミの駆除を自分で駆除する方法について解説します。
自分でできるネズミの駆除方法
ネズミを駆除する4つの方法をご紹介します。
粘着シートを設置する
最も知られている方法といえば、粘着シートを使う方法です。ネズミが住み着いているところや、通り道になっているところに仕掛けておけば、ネズミを捕獲できます。
また、ネズミは学習能力が高いため、捕獲はできなくとも行動を制限することが可能です。ただし、ネズミが大量に発生している場合、粘着シートだけで完全に駆除することは難しいでしょう。
殺鼠剤・忌避剤を使う
いわゆる毒餌を仕掛けて、ネズミを駆除する方法です。ネズミは餌を巣に持ち帰ることもあるため、一匹だけでなく巣にいる複数のネズミの駆除も期待できます。
またネズミが嫌うハーブのにおいなどを主成分とした忌避剤には、ネズミを追い出し、侵入を防ぐ効果があります。
超音波発生期を設置する
超音波を発する機械を設置すると、ネズミは不快な音にストレスを感じ、家から追い出すことができます。
しかし、場合によっては超音波が届かないところに巣を作ったり、超音波に慣れてしまったりすることも。超音波発生器は市販されていますが、専門知識を持った業者に依頼するのが安心です。
侵入口をふさぐ
今いるネズミを追い出したり、捕獲したりしても、侵入口があれば別のネズミがまた入ってきて巣を作ってしまう可能性があります。
ネズミを駆除するのと同時に、侵入できないように穴を塞いでおくことが大切です。
ネズミは、500円玉程度の隙間があれば、家の中に出入りできるといわれています。換気口や屋根の隙間など、気になる隙間はテープやパテなどを使って埋めるようにしましょう。
家の中でネズミが発生しやすい場所とは
ネズミはその種類によって、出没しやすい場所が異なります。それぞれに合った対処法で撃退しましょう。
天井裏・屋根裏
天井裏や屋根裏に出やすいのは、クマネズミです。一戸建ての古い家などでは、夜人間が寝静まっている時にネズミの足音が聞こえて、被害に気がつくことが多くあります。
クマネズミが臆病で警戒心が強いのが特徴です。粘着シートなどを設置しても、すぐに捕獲できるとは限りません。
毒餌を使う場合には、天井裏などに投げ込めるタイプのものを使うのがおすすめです。
キッチン
キッチンには、普段天井裏や屋根裏に潜んでいるクマネズミが餌を求めて降りてきています。
餌を目的としているため、毒餌での駆除が効果的です。さらに通り道になりそうな場所には、粘着シートも設置しておくと良いでしょう。
しかし中には、スーパーラットと呼ばれる、毒餌に耐性のあるネズミもいることがわかっています。
毒餌を食べている形跡があるにも関わらず被害が収まらない場合は、スーパーラットに効果があると謳っている毒餌を使うのがおすすめです。
床下
床下にいるネズミは、クマネズミに比べると体が大きいドブネズミの可能性が高いでしょう。
排水路など、ジメジメした場所を好むドブネズミは、どう猛で力も強く、粘着シートでの捕獲は困難です。
また床下は毒餌を使うと死骸の回収が難しいため、ドブネズミの捕獲にはボックスタイプの捕獲器がおすすめです。
庭や物置
家の庭や物置などに出没するのは、体調10cm未満ととても小さいハツカネズミです。
力が弱く粘着シートでも捕まえることが可能ですが、粘着シートは外に置きっぱなしにしていると効果が落ちてしまうため、捕獲器を使うと良いでしょう。