食品工場には徹底的な害虫対策が必要
食品工場やセントラルキッチンでは、毎日大量の食事を調理しています。
屋内の清潔維持は大前提ですが、多くの食品を扱って調理している為に害虫が発生しやすい場所でもあります。
ここでは「食品工場・セントラルキッチンの害虫と異物混入」「害虫駆除と予防による、総合防除」について御紹介しましょう。
食品工場・セントラルキッチンでは害虫は大敵です。徹底的な害虫対策を行い、害虫の発生を許さないようにしましょう。
食品工場・セントラルキッチンの害虫は、異物混入の原因となる
食品工場やセントラルキッチンに害虫が発生すると、害虫の死骸の破片が「異物混入」することがあります。
調理済みの食品に害虫が混入する事故は、清潔を第一とする食品工場では絶対に避けなければいけない事です。
万が一、食品の異物混入事故が起きると、食品工場やセントラルキッチンの安全管理・衛生管理への信用度が下がってしまいます。
企業のイメージはダウンして売り上げも激減、ひいては企業運営自体にも大きな影響を与える事になるのです。
しかし食品工場やセントラルキッチンに入り込む害虫の中には、体長が1ミリや2ミリ等のとても小さな個体がいます。
目視出来ないサイズの虫もあり、異物混入事故が起きてから害虫発生に気が付く事もあるのです。
害虫対策は「駆除」と「予防」
食品工場やセントラルキッチンの害虫対策は、最初に「駆除」を行い、次に「予防」をする流れで行われます。
駆除ではまず害虫の発生源を調査しましょう。建物内の清掃・調査を徹底し、害虫の発生源を特定。食品等が害虫の餌になっている事があります。
次いで殺虫剤や害虫の忌避剤、ベイト剤(毒餌)等を使用して駆除を行います。
また粘着シートや誘引トラップも併用し、建物内に発生した害虫を除去。
さらに建物内への害虫の侵入を防止する防虫工事を行い、予防策を講じます。
食品工場・セントラルキッチンでの害虫駆除は、薬剤による殺虫だけでは終わりません。
発生源の特定と駆除、防虫工事までを含めて、総合的に行う必要があります。
食品工場・セントラルキッチンの害虫被害は、会社の命取りになるリスク
食品工場・セントラルキッチンの害虫駆除は欠かせないと理解していても、実際に異物混入事故が起きた後のダメージは想像を超える程に甚大です。
特に最近はSNSで実際の異物混入商品の画像を公開される事もある為、風評被害が予想以上に大きくなります。
異物混入事故は企業にとって命取りになりかねない事故です。
継続的な害虫駆除と予防に努めましょう。