自分でできる！部屋で発生したノミの退治方法と対策

最近、部屋の中で足首から太腿にかけてよく虫に刺される…こういう場合はノミが発生しているかもしれません。
特に部屋の中で犬や猫等のペットを飼育していると、ノミが繁殖している可能性が高いのです。

ここでは、部屋の中で発生したノミの退治方法をご紹介しましょう。
ノミはペットだけでなく人間の血も吸いますし、繁殖し始めると早いスピードで増えますから早めの対策が重要です。

部屋にノミが発生すると、下肢・体幹部・腕等を刺される被害に

ノミ類は日本国内に約70種類も生息していると言われます。
主に鳥類・哺乳類から血を吸う害虫で、犬や猫等に寄生して繁殖します。

ノミはペットの散歩の時に人間の衣類に付いて屋内に入り込み、卵から幼虫になって部屋の隅の埃などを食べて成長します。
成虫のノミは体長の約200倍の高さまでジャンプすることが出来、床から30センチ程の所まで飛び上がります。

そのため、部屋の中にノミがいると足首から下腿部分はもちろん、腕や体幹部などにも痒みのある赤い湿疹や水泡が出来るのです。

ノミが発生しやすい箇所別の退治方法

ノミは、ペットがいる家庭だけでなく、人間の住む家庭でも発生する可能性があります。ノミは非常に小さな昆虫で、体長は約1～3mm程度ですが、その小ささゆえに見逃しがちなこともあります。では、部屋の中でどの場所にノミが発生しやすいのでしょうか。

まず、屋内でペットを飼育している場合は、ペットが寝ている場所にノミが発生しやすいです。例えば、ソファやベッドなど、ペットが日ごろから寝ている場所にはノミの卵が落ちていたり、孵化したばかりの幼虫がいたりする可能性があります。このような場合は、スプレータイプのダニ駆除剤を使用し、定期的に噴霧して駆除することが大切です。

また、畳のある和室もノミが発生しやすい場所です。畳の中には、ノミが住み着くことがあります。畳の中に潜んでいるノミを駆除するためには、エアゾールタイプのノミ駆除剤を使用することがおすすめです。エアゾールタイプのノミ駆除剤は、畳の奥に潜んでいるノミにも効果を発揮するからです。

さらに、カーペットやラグなどもノミが発生しやすい場所の一つです。カーペットの繊維の中には、ノミが住み着くことがあります。カーペットやラグに駆除剤を散布することで、ノミを駆除することができます。また、カーペットを定期的に掃除機で吸い取ることも効果的です。

その他にも、壁や天井の隅っこ、押し入れやクローゼットの中、段ボール箱や古い布団など、ノミが潜む場所は様々です。ノミは繁殖力が非常に高く、一度発生すると簡単に増殖してしまいます。そのため、定期的な掃除や駆除を行うことが必要です。

ノミは屋外にも発生することがあります。家の外だからと放置していると、知らないうちに家の中に侵入してくる恐れがあるため、殺虫剤などを使って早めに駆除しましょう。

ただし、ノミの駆除には注意が必要です。駆除剤によっては、ペットや人間にも影響が出てしまう場合があるので、使用上の注意点などをよく読んでから使用するようにしてください。

退治が大変なノミは予防が重要

ノミ予防のコツは、屋内に入ってしまったノミが少ないうちに駆除する事、ノミの居ない状態を維持し続ける事の2点です。ノミは部屋の中で繁殖すると退治が困難な害虫です。繁殖する前に予防するよう心掛けましょう。

家中に念入りに掃除機をかけ、掃除機をかけ終わったら中のゴミはビニールなどで密閉してから処分しましょう。その後も粘着式クリーナーでカーペットの上までしっかりと掃除。カーペット繊維の奥にいるかもしれない卵や幼虫までしっかりと取り除く事が大切なのです。

ペットがいるご家庭のノミ対策

ペットを飼っている家庭では、飼っていない家庭よりもノミの被害を受けることが多いと言えるでしょう。ノミはペットから人間にも移る可能性があるため、予防と対策は重要です。以下では、ペットのノミ被害の予防と対策について解説します。

予防薬を使う

まず、予防方法について考えてみましょう。ノミの被害を防ぐためには、ペットに予防薬を与えることが大切です。ペット用の市販薬には、ノミを駆除する成分が含まれているものがあります。フロントラインなどの薬剤をペットの首筋に滴下する方法が一般的です。ただし、ペットの種類や体重に合わせた薬剤を選ぶことが重要です。

予防薬は、市販されているものと、動物病院などで処方してもらうものでは効果に違いが出るため、獣医師に相談してみると良いでしょう。また薬の投与だけでなく、定期的に診てもらい、健康管理をすることも重要です。

シャンプー・ブラッシングをする

ペット用のノミ専用シャンプーを使って、ペットの体を洗浄する方法です。製品にもよりますが、シャンプーに含まれる成分がノミを殺虫するため、効果的な方法です。ただし、ノミの卵には効果がないため、定期的に繰り返し使用する必要があります。

また、ブラッシングもノミ対策に効果的な方法の一つです。ブラッシングによって、ペットの毛並みが整い、ノミやダニが付着しにくくなるだけでなく、ノミやダニの早期発見にもつながります。

ブラッシングの方法は、ペットの種類や毛質によって異なりますので、適したものを選ぶようにしましょう。ブラッシングは、ペットが落ち着いているときに行うのがベストです。慣れるまでは短い時間から始めて、徐々に時間を延ばしていきましょう。健康を保つことだけでなく、ペットとのスキンシップの時間としてもおすすめです。

ペットの居場所を清潔に

ペットが過ごす場所を清潔に保つことも重要です。ペットのベッドやケージ、カーペットなどは、ペットの皮膚や毛に付着したノミの卵が付着していることがあります。こうした場所を定期的に掃除し、衛生的に保つことが必要です。布団やベッド、ソファ、カーペットなどは、こまめに掃除をかけるようにしましょう。

また、市販の害虫駆除剤を使うのも一つの手です。スプレータイプや燻煙タイプなど種類があるので、使いたい場所に合わせて選んでみてください。