中古家具にはトコジラミ等が潜んでいる可能性もある【対応策】
最近は、不要な家具を処分せずにリサイクルショップへ持ち込む人も増えています。
また個人で品物を売買するフリマアプリも人気で、スマホで品物を出品・購入する事が出来る為、たちまち人気となりました。
しかし中古家具にはトコジラミ(南京虫)等の害虫が潜んでいる可能性があります。
購入にあたっては害虫のリスクを考え、事前に対応策を知っておきましょう。
中古家具にはトコジラミ(南京虫)のリスクがある
ソファーやベッド等の中古家具、絨毯などには、内部にトコジラミ(南京虫)やノミと言った害虫が生息している可能性があります。
特に注意したいのはクッション性のあるソファーやベッドマットレス、木製のベッドフレームです。
トコジラミ(南京虫)は昼間、家具や家の柱、壁にある暗くて狭い隙間に隠れて生息しています。
木製の中古家具には小さなヒビが出来ているものがあり、その隙間にトコジラミ(南京虫)が入ったまま売買される事もあるのです。
こうやって運ばれたトコジラミ(南京虫)は、新しい環境が非常に清潔であっても餌となる人間が居れば繁殖します。
つまり自宅をどれほど清潔にしてあっても、中古家具や絨毯からトコジラミ(南京虫)に入られて繁殖される事は防ぎようが無いのです。
中古のソファー、ベッド、絨毯に潜むトコジラミ(南京虫)の対応策
万が一、購入した中古家具にトコジラミ(南京虫)が付いていたら、次の3つの対応策を行いましょう。
1.掃除を徹底する
トコジラミが好むソファ、布団・マットレスなどの繊維製品をよく換気し、掃除機で丁寧に掃除しましょう。特に湿気の溜まりやすい布団・マットレスは、充分に乾燥させることが重要です。また、家具やカーペット、壁などの隅々まで、掃除を行いましょう。
なお使用した掃除機はすぐにゴミを密封できるビニール袋にまとめ、掃除機本体にトコジラミ(南京虫)が残っていないかを確認してから片付けましょう。
2.温度を上げる
トコジラミは高温に弱いため、洗濯機で洗濯可能なものは、60℃以上の熱湯で洗濯しましょう。また、掃除機できちんと掃除した後、アイロンをかけると、トコジラミを死滅させることができます。
またベッドに生息していると思われる場合は、マットレスを徹底的に掃除機で吸い、寝具をすべて乾燥機にかけて熱処理をするのが効果的です。
3.殺虫剤を使用する
殺虫剤による駆除は、トコジラミ(南京虫)の居そうな場所に直接薬剤を噴霧する方法です。
トコジラミ(南京虫)は繁殖をすると黒褐色の糞を残します。糞が多く残っている場所がトコジラミ(南京虫)の潜んでいる場所ですから、そこを狙って殺虫剤を噴霧してください。
市販の殺虫剤を使用する場合は、取扱説明書に従って使用しましょう。また、殺虫剤の使用には、換気をしっかり行い、ペットや小さな子どもがいる場合は、使用を控えるようにしましょう。
トコジラミの駆除専門業者への依頼がおすすめ
上記でご紹介した対策は、トコジラミの被害を根本から解決するためのものではありません。繁殖の被害を最小限に抑えるための場当たり的な手段です。殺虫剤を使えば大丈夫だろうと考える人もいらっしゃるかもしれませんが、最近は殺虫剤が効かないスーパートコジラミも増えているのです。
では、トコジラミの繁殖を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか。その一番の方法は、害虫駆除業者への依頼です。業者によっては、自力ではできないような熱風処理や冷凍処理など、特殊な処理方法を行っている場合もありますので、早めの相談がおすすめです。
中古家具の購入は要注意
中古のソファーやベッド、絨毯を購入したあとは、トコジラミ(南京虫)等の害虫がいないかどうかを徹底的に調べ、殺虫剤を噴霧する等の予防処理を行ってから自宅内へ入れるようにするのが安心です。
もし家具に付いていたトコジラミ(南京虫)に気づかず、屋内で大発生してしまった場合は、速やかに専門業者へ連絡するのがお勧めです。
トコジラミ(南京虫)は発生量が多い程、駆除まで時間が掛かるので早めの対策が効果的です。
トコジラミは繁殖しやすい場所とは
もし中古家具にまぐれてトコジラミが家の中に入り込んでしまった場合、家の中のどんな場所に潜んでいることが多いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
ベッドや布団
トコジラミは、人間が寝ている場所に住み着くことが多く、特にベッドや布団の中を好みます。人間が活動している間に寝具に潜み、寝静まったタイミングで吸血することがほとんどです。
ソファやクッション
暗くて湿度が高い場所を好むため、ソファやクッションの中もトコジラミが発生しやすい場所です。こまめに掃除やカバーの洗濯などをして、清潔な環境を保つようにしましょう。
カーテンやじゅうたん
壁や床の隙間に隠れたり、カーテンやじゅうたんの裏に潜んだりすることがあります。これらの場所は、暗くて湿度が高く、トコジラミにとっては生息に適した環境となっています。
本棚やクローゼット
トコジラミは、本棚やクローゼットの中に潜んでいることがあります。これらの場所は暗くて湿度が高いため、トコジラミにとっては生息しやすい環境です。普段あまり目にしない場所なので、繁殖していることに気が付かずに大きな被害を受ける可能性もあります。
壁などの隙間や亀裂
トコジラミは、平たい体をしているため、隙間や亀裂にも潜んで生息することができます。たとえば、壁や床の隙間、電気コンセントの周り、家具の裏側などが該当します。これらの場所は、トコジラミが隠れるのに適した環境となっています。