子供の大切なペットの昆虫は駆除しない!夏の家の害虫対策
カブトムシやクワガタ等の昆虫は、子供にとても人気があります。
夏休みになるとクワガタやカブトムシを探しに行ったり、購入して自宅で飼育したりしているご家庭は多いでしょう。
ではペットの昆虫がいる場合、害虫対策はどうしたらいいでしょうか。
部屋の中にカブトムシやクワガタがいる以上、安易に殺虫剤を使用する事は出来ません。薬剤を使用する時にはペットの虫を移動させる必要があります。
殺虫成分はペットの昆虫にも悪影響
殺虫剤や殺虫成分の含まれている燻煙剤・燻霧剤を使用する場合は、ペットの昆虫が同じ部屋にいないかどうかを確認しましょう。
蚊やゴキブリに効果のある殺虫剤・燻煙剤は、カブトムシやクワガタ等のペット昆虫類にも同じような殺虫作用があります。
同じ部屋の中で殺虫剤を使用するとペットの昆虫も死んでしまうことになります。
薬剤を使用して害虫駆除を行った後は、必ず室内の喚起をしっかりと行ったうえで、ペットの昆虫を部屋に戻しましょう。
カブトムシやクワガタを移動させておく期間は、薬剤の使用後から3日以上です。
殺虫剤や燻煙剤は蚊・ゴキブリなどの害虫に対する毒性が高い薬剤を使用しているため、短期間で部屋に戻すと悪影響がある事が多いからです。
少し長すぎると感じても、最低3日は室内の喚起を行ってから元の部屋に戻しましょう。
虫以外のペット、魚類・両生類・爬虫類も要注意
昆虫のペットについては注意していても、魚類・両生類・爬虫類についてはどうでしょうか。
実は、バルサン等の燻煙剤は魚類・両生類・爬虫類に対しても強い毒性があります。
そのため金魚や爬虫類の住んでいる水槽がある部屋では使用不可とされています。
使用時には水槽とペットを家の外へ出す必要があり、やはり3日程度は同じ室内に戻さずに喚起をしましょう。
なお駆除をしていない部屋には、薬剤使用後に十分な換気をしたうえで移動させる事ができます。別の部屋に水槽ごと移しておきましょう。
移動の時には水槽やエアポンプもペットと共に移動させるのも重要な点です。
部屋に残してあると水槽に薬剤が触れたり、エアポンプの内部に薬剤が残っていたりする可能性があります。
魚類・両生類・爬虫類のペット+水槽ごと移動することも忘れずに。
子供の大事な昆虫ペットに注意して害虫対策
カブトムシ、クワガタ等は夏休みに子供が飼育する人気の昆虫ペットです。
ゴキブリや蚊、ネズミといった害虫・害獣を駆除するときに、一緒に薬剤を浴びてしまうと大変な事になります。
子供さんの楽しい夏休みの思い出のためにも、害虫駆除は十分に注意を払いつつ行いましょう。