今日から始められる手洗い・アルコール消毒の手荒れ対策5選
ここ数年は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、1日に何度も手洗いやアルコール消毒をする生活になりました。それによって、あかぎれや皮膚のめくれなどの手荒れに悩む人も増えています。
しかし、手洗いやアルコール消毒は私たちの生活に欠かせないもの。そこで今回は、手荒れを防ぐための対策について詳しくまとめてみました。
手洗いやアルコール消毒で手荒れする原因とは
皮膚の表面にある角質層には、外部刺激から守り、水分を保持する皮膚膜があります。しかし手洗いやアルコール消毒によってその皮膚膜が洗い流されてしまうことで、ひびやあかぎれ、手湿疹などの症状が現れるのです。
手荒れは、手洗いやアルコール消毒だけでなく、食器洗いやお風呂掃除などの水仕事、手を使う細かい作業などでも起こります。
手洗い・アルコール消毒の手荒れ対策
今からすぐに始められる手荒れ対策を5つご紹介します。
手洗い・消毒後は必ず保湿をする
手洗い・消毒後は、もっとも皮膚が乾燥しているタイミングです。保湿効果のあるハンドクリームやジェル、オイルなどを使って肌に潤いを与えましょう。
クリームやジェルを適量手に取ったら、少し手のひらで温めると肌になじませやすくなります。手の甲はもちろん、指先や指と指の間にもしっかり塗り込むことを忘れずに。
手洗い・消毒後すぐに保湿ができるよう、洗面所などに保湿アイテムを置いておくと良いですね。
熱いお湯で手を洗わない
熱いお湯は、皮膚に必要な水分や油分を流してしまいます。そのため、手を洗う際には水、もしくはぬるま湯がおすすめです。
寒い時期などは、つい熱いお湯で手を温めたくなってしまいますが、高い温度は避けるように注意しましょう。
ハンドソープはしっかりすすぐ
ハンドソープが手に残ってしまっていると、手荒れの原因になります。特に小さなお子さんなどは、しっかり洗い流せているか確認してあげましょう。
また、石鹸を使う場合はよく泡立てることが重要です。泡立てずに使うと、汚れが落ちにくいことはもちろん、肌への負担も増えてしまいます。
最近は泡で出てくるタイプのハンドソープも増えているため、使う人や場面に応じて選んでみてください。
手洗い後の拭き取りは優しく
手洗い後は、しっかりと水分を拭き取ります。刺激を与えないよう、タオルは優しく肌に当てて、水分を吸収させてください。
衛生面を考えて、ペーパータオルなどを使うご家庭も増えているそう。しかしペーパータオルは通常のタオルよりも刺激が強いため、できるだけ柔らかいものを選び、優しく拭き取るのがおすすめです。
指の間や手首などは拭き残しが多い場所です。濡れた皮膚は刺激にとても弱いため、拭き残しがないようにしっかり拭き取りましょう。
手袋を使ってスペシャルケアを
すでに手が荒れてしまっているという場合は、ハンドクリームと手袋を使ったスペシャルケアを試してみてください。
夜寝る前に、ハンドクリームやジェルなどをたっぷりと手に塗り込み、そのまま手袋をつけて寝ます。
こうすることで水分の蒸発を防ぎ、クリームやジェルの成分が然りと肌に浸透するため、翌朝にはしっかりと保湿された状態になります。
100円ショップなどでも、ナイトケア用の手袋は売られています。多少値段は張りますが、肌に優しいシルク素材のものを使えば、より高い効果が期待できます。
適切なケアで手荒れを防ごう!
こまめな手洗い・消毒は私たちの生活に欠かせないものとなりました。それと同時に、手荒れを防ぐためのケアもセットで行わなければいけません。
今回ご紹介した対策は、どれもそれほど難しいものではありません。ぜひ日々の生活の中に取り入れて、つらい手荒れを予防しましょう。