オフィスで気をつけたいウイルス対策
新型コロナウイルスは感染力が強いウイルスだと言われています。
その為、感染予防には多くの人の手が触れる場所の「消毒」が重要です。
特に多人数が集まる場所は、こまめな消毒が効果を発揮します。
ここではオフィスでのウイルス対策として「消毒すべき場所」と「消毒方法」をご紹介しましょう。
オフィス内の共用部分の徹底消毒により、感染拡大のリスクは減少するのです。
オフィスでは手に触れる部分を徹底消毒
最初に消毒すべき場所は、多くの人の手が触れる部分です。
具体的には以下の4か所です。
●1.事務所のドアノブ
●2.エレベーターのボタン
●3.電話機
●4.コピー機
このような多人数が触れる「感染リスクの高い場所」は、定期的に75%以上のアルコール消毒液で消毒しましょう。
アルコール消毒液の「75%以上」とは消毒液に含まれているエタノールの濃度が75%以上であると言う意味です。
一般的にエタノール濃度70%以上の消毒液が効率よく細菌を死滅させる事が出来ると言われます。
逆にエタノール濃度が高い80%以上であっても効果が高くなる事はなく、反対に細菌が死滅するまでに長い時間がかかってしまいます。
感染対策の消毒液としては70~75%以上のエタノール濃度がある消毒液がお勧めです。
なお多くの人が触れる共用パソコンのキーボード及びマウスは、アルコール消毒液や次亜塩素酸ナトリウムによる消毒はできません。
筐体の変形を招いたり故障の原因になったりしますのでパソコン本体の消毒は行わず、使用するスタッフが使用前に手指アルコール消毒を徹底することで感染を防ぎます。
オフィスの会議室、ランチエリアなども消毒
オフィスビルで人が集まる場所には、会議室やランチエリア等があります。
どちらも使用前、使用後の消毒が感染リスクを減少させます。
主な消毒ポイントは以下の4点です。
1.入口ドアの取手付近
2.照明・空調のスイッチ
3.机・椅子
4.床・壁
会議室等の広い空間を消毒する時には天井から始めて壁、家具、床と言うように、上から下へ消毒を進めていきます。
消毒液をスプレーしてクロスで拭き、拭き終わったらそのまま自然乾燥。
また共用エリアは使用の有無に関わらず24時間ずっと換気をしておく事も重要です。
空気を室内に滞留させないことで、感染リスクの低下につながります。
オフィスの消毒で、持続的な感染対策を
日本ではコロナウイルスの新規感染者が減少傾向にあります。
しかしこのウイルスとは長期にわたって共存する事になると見られており、持続的な感染対策が必要になってきました。
オフィスでもこまめな消毒を取り入れていきましょう。