神奈川のトコジラミ駆除・対策

神奈川県のトコジラミの被害状況

トコジラミの相談件数は、全国的に増加しています。主な原因は、海外からの訪日観光客の増加や、日本人の出国者増加に伴う帰国者の増加です。海外で荷物などに付着したトコジラミが、日本に持ち込まれ、日本で繁殖しているのです。
神奈川県全体では、保健所などへの具体的な相談件数は公表されていませんが、横浜市では令和元年度以降のトコジラミの相談件数が公表されています。

参考：「横浜市環境衛生業務実施結果」令和元年度〜令和4年度より作成

過去4年間では、令和元年度(2019年4月〜2020年3月)に最も多くのトコジラミに関する相談が保健所へ寄せられました。コロナウイルス感染症が猛威を振るっていた令和2年度はトコジラミの相談件数も減少しています。その後、規制が緩和されるとともに再び増加し、令和4年度では225件まで増加しました。上記はあくまで保健所への相談件数となるため、駆除業者に直接依頼したものは含みません。実際の発生件数は上記相談件数よりも多い可能性があります。

横浜市の相談件数を元にご紹介しましたが、神奈川県においても訪日外国人観光客の増加につれてトコジラミのリスクが高まっていく可能性は考えられます。

神奈川県の外国人観光客の推移

外国人観光客の推移から、神奈川県におけるトコジラミの増加リスクを考察します。
国土交通省の「宿泊旅行統計調査」によると、神奈川県の2022年の外国人延べ宿泊者数は50.9万人泊でした。全国の都道府県で8番目に多く外国人観光客が訪れるエリアです。
2015年頃から外国人観光客が増加しはじめ、2019年には、324.9万人泊までのぼりました。

2020年以降は新型コロナウィルスの影響で激減したものの、2022年には50.9万人泊と回復の兆しを見せています。

※単位：万人泊 /国土交通省「宿泊旅行統計調査」平成22年〜令和4年分より作成

神奈川県は、東京に隣接し、日本の国際線乗降者数TOP2である羽田空港・成田空港からのアクセスも良いエリアです。それ故に、トコジラミの持ち込みリスクが高いエリアともいえます。

神奈川県で特にトコジラミに注意するべきエリア

前述の通り、神奈川県では保健所などへのトコジラミの相談件数を公表していませんが、訪日外国人の多さからトコジラミのリスクが高いエリアを推察することができます。

※単位：万人/神奈川県「令和4年入込観光客調査」より作成

日本人観光客も含むデータとなりますが、横浜・川崎エリアが最も多く、ついで湘南エリア、箱根エリアがランクインしています。
特に横浜・川崎エリアは国際空港からアクセスしやすく、インバウンドの観光客も多くなっています。実際に横浜市の保健所には令和4年度(2022年4月〜2023年3月)の1年間でトコジラミの相談が225件あり、年々増加していることから、特に横浜はトコジラミのリスクが比較的高いエリアといえるでしょう。

神奈川県の気候条件から考察するトコジラミのリスク

トコジラミは15度以上あれば繁殖可能といわれていますが、特に活動しやすいのは気温25度・湿度60％以上の環境です。神奈川県におけるトコジラミの活動のしやすさを考察するため、神奈川県の気候条件を調査いたしました。

国土交通省気象庁「横浜（神奈川県)　平年値（年・月ごとの値）　主な要素 」より作成

神奈川県のトコジラミ駆除料金について

神奈川県のトコジラミ駆除料金の平均は下記の通りです。

トコジラミ駆除料金(30平米)：平均76,115円

業者によって金額やサービス内容が異なり、神奈川県内では安価なところでは3.5万円～、高額になると20万円ほどと、価格が大きく上下します。神奈川は、東京・大阪に続き業者数が比較的多いため、結果的に駆除料金の平均が多少抑えめにでています。

神奈川県のトコジラミ駆除ならタクセル

害虫駆除業者は、トコジラミの生態や繁殖の特徴を熟知し、状況に合わせて適した駆除を行います。被害の起こっている現場から、痕跡や生息・潜伏している場所を的確に発見します。その後、発生の状況に合わせた施工プランをたて、お客様の生活環境へのアドバイスまで一括で行うことができます。
タクセルは365日24時間全国各地で対応しています。但し、地域によっては別途交通費を頂戴する可能性がございますので、まずはお問い合わせください。

神奈川県では、1年を通して比較的湿度が高く、トコジラミの繁殖が活発になりやすい気候です。また、交通の利便性も高いため、持ち込みリスクも高いエリアといえます。

トコジラミは一度発生すると次々と繁殖するため、早めの発見と駆除が肝心です。「見慣れない虫がいる」「壁に小さなシミができている」等、少しでも異変があったら、すぐにご相談ください。

関連リンク：横浜市のトコジラミ駆除・対策