長崎のトコジラミ駆除・対策

長崎県のトコジラミ被害状況

トコジラミの相談件数は、全国的に増加しています。主な原因は、海外からの訪日観光客の増加や、日本人の出国者増加に伴う帰国者の増加です。海外で荷物などに付着したトコジラミが、日本に持ち込まれ、日本で繁殖しているのです。
長崎県でもトコジラミは確認されていますが、保健所などへの具体的な相談件数は公表されていません。
2020年頃からコロナウィルス感染症の蔓延により、一時は国外への移動が制限されていましたが、2022年頃から規制が緩和され、自由に海外を行き来できる世の中に戻りつつあります。
長崎県は国際空港の定期運行便の拡大をしています。海外からのアクセスがよりしやすくなるにつれて、訪日外国人観光客が更に増えていく可能性があります。それ故にトコジラミのリスクも今後高まる可能性があるのです。

長崎県の外国人観光客の推移

外国人観光客の推移から、長崎県におけるトコジラミの増加リスクを考察します。
長崎県は、全国で18番目に多く外国人観光客が訪れるエリアです。外国人の延べ宿泊者数は2012年頃から右肩上がりに増加し、2018年には86万人泊まで増加しました。
2020年以降はコロナウイルス感染症の影響で激減したものの、2022年には9.5万人泊と回復の兆しを見せています。

※単位：万人泊 /国土交通省「宿泊旅行統計調査」平成22年〜令和4年分より作成

長崎県は2015年頃から急激に外国人観光客が増加しました。長崎県は、自然や歴史、戦争博物館まで様々な観光地があるエリアです。クルーズ船の寄港増加なども起因して、訪日外国人観光客が増えています。陸路や海路で海外との玄関口の機能を果たしており、観光地としても人気が高いことから、トコジラミの持ち込みリスクも決して低いとはいえないエリアです。

長崎県で特にトコジラミに注意すべきエリア

前述の通り、長崎県では保健所などへのトコジラミの相談件数を公表していませんが、訪日外国人の多さからトコジラミのリスクが高いエリアを推察することができます。

※単位：人 /長崎県「令和4年　長崎県観光統計」より作成

エリア別訪日外国人延べ宿泊者数を見ると、佐世保エリアが最も多い結果となりました。佐世保エリアにはテーマパークのハウステンボスの他に、九十九島などの観光地があります。ついで訪日外国人観光客数が多い長崎・西彼エリアでは、長崎原爆資料館や平和公園、グラバー園などがあります。
長崎県内では佐世保エリア、長崎・西彼エリアにおいて、トコジラミのリスクが比較的高いといえるでしょう。

長崎県の気候条件から推察するトコジラミのリスク

トコジラミは15度以上あれば繁殖可能と言われていますが、活動しやすいのは気温25度・湿度60％以上の環境です。
長崎県におけるトコジラミの活動のしやすさを考察するため、長崎県の気候条件を調査しました。

国土交通省気象庁「長崎（長崎県)　平年値（年・月ごとの値）　主な要素」より作成

長崎県は海洋性気候に属し、1年を通じて湿度が60％以上、気候も比較的温暖なためトコジラミが好みやすい気候条件といえます。特に4月〜10月にかけて、トコジラミの繁殖が活発になりやすい気候条件が揃い、気候面ではトコジラミが繁殖しやすいエリアといえます。

長崎県のトコジラミ駆除料金について

長崎県のトコジラミ駆除料金の平均は下記の通りです。

トコジラミ駆除料金(30平米)：平均88,550円

業者によって価格帯は前後し、安価なところでは4万円台〜、高額になると20万円ほどと、価格が大きく前後します。サービス内容についても、薬剤の種類やスチームの有無など様々です。長崎県はトコジラミ駆除業者の数が比較的少ないため、駆除料金の平均が比較的高い結果となっています。

長崎県のトコジラミ駆除ならタクセル

害虫駆除業者は、トコジラミの生態や繁殖の特徴を熟知し、状況に合わせて適した駆除を行います。被害の起こっている現場から、痕跡や生息・潜伏している場所を的確に発見します。その後、発生の状況に合わせた施工プランをたて、お客様の生活環境へのアドバイスまで一括で行うことができます。
タクセルは365日24時間全国各地で対応しています。但し、地域によっては別途交通費を頂戴する可能性がございますので、まずはお問い合わせください。

長崎県は、国際線の就航を増やす取り組みなどから今後も海外からのアクセスが良くなると考えられます。気候面では、温暖で湿度の高い気候はとても過ごしやすく、観光に適したスポットです。それ故にトコジラミにも過ごしやすい条件が揃っているエリアともいえます。

トコジラミは一度発生すると次々と繁殖するため、早めの発見と駆除が肝心です。「見慣れない虫がいる」「壁に小さなシミができている」等、少しでも異変があったら、すぐにご相談ください。