沖縄のトコジラミ駆除・対策
沖縄県のトコジラミ被害状況
トコジラミの相談件数は、全国的に増加しています。主な原因は、海外からの訪日観光客の増加や、日本人の出国者増加に伴う帰国者の増加です。海外で荷物などに付着したトコジラミが、日本に持ち込まれ、日本で繁殖しているのです。
沖縄県では、保健所などへの具体的なトコジラミの相談件数は公表されていません。ただ、沖縄県では日本の各地で確認されているトコジラミに加え、熱帯・亜熱帯地域でみられるネッタイトコジラミも確認されています。後述の通り、外国人観光客も比較的多い地域であるため、トコジラミ被害のリスクは高いと考えられます。
沖縄県の外国人観光客数の推移
外国人観光客の推移から、沖縄県におけるトコジラミの増加リスクを考察します。
国土交通省の「宿泊旅行統計調査」によると、沖縄県の外国人延べ宿泊者数は2022年時点で58.2万人泊であり、日本で7番目に多い結果となっています。
2012年頃から徐々に外国人観光客が増加しはじめ、2019年には775万人泊まで増加しました。
(単位:万人泊) / 国土交通省「宿泊旅行統計調査」平成22年〜令和4年分より作成
2020年から新型コロナウイルスの影響で減少していますが、2024年には沖縄―台湾間の新たな就航が予定されており、今後も更に外国人観光客数が増加することが予想されます。
沖縄県で特にトコジラミに注意するべきエリア
前述の通り、沖縄県ではトコジラミの相談件数を公表していませんが、訪日外国人の多さからトコジラミのリスクが高いエリアを推察することができます。
沖縄県が実施した「外国人観光客満足度調査」によると、外国人観光客が沖縄で訪問した場所のTOP3が「海洋博記念公園(82.5%)」、「国際通り(79.5%)」、「首里城(70.8%)」となり、いずれも那覇市のスポットがランクインしています。
国際線の空港も那覇市にあることから、国内外からの人の出入りが最も多いエリアといえるでしょう。その分、トコジラミが発生しやすいエリアでもあるといえます。
沖縄県の気候条件について
トコジラミは15度以上あれば繁殖可能と言われていますが、活動しやすいのは気温25度・湿度60%以上の環境です。
沖縄県におけるトコジラミの活動のしやすさを考察するため、沖縄県の気候条件を調査致しました。
月 | 平均気温(℃) | 平均湿度(%) |
---|---|---|
1月 | 17.3 | 66.0 |
2月 | 17.5 | 69.0 |
3月 | 19.1 | 71.0 |
4月 | 21.5 | 75.0 |
5月 | 24.2 | 78.0 |
6月 | 27.2 | 83.0 |
7月 | 29.1 | 78.0 |
8月 | 29.0 | 78.0 |
9月 | 27.9 | 75.0 |
10月 | 25.5 | 72.0 |
11月 | 22.5 | 69.0 |
12月 | 19 | 67.0 |
沖縄県は、日本では珍しい亜熱帯気候に位置し、年間を通して温暖な気候となっています。また、湿度も60%以上となるため、トコジラミが活発になる気候条件が1年中整っています。
気候条件から考えると、沖縄県は日本の中でも特にトコジラミが活動しやすい地域といえるでしょう。
沖縄県のトコジラミ駆除料金について
沖縄県のトコジラミ駆除料金の平均は下記の通りです。
トコジラミ駆除料金(30平米):75,000円
業者によって価格帯は前後し、安価なところでは3万円台〜、高額になると10万円以上など、価格が大きく前後します。また、サービス内容についても、薬剤の種類やスチームの有無など様々です。
沖縄のトコジラミ駆除ならタクセル
害虫駆除業者は、トコジラミの生態や繁殖の特徴を熟知し、状況に合わせて適した駆除を行います。被害の起こっている現場から、痕跡や生息・潜伏している場所を的確に発見。その後、発生の状況に合わせた施工プランをたて、お客様の生活環境へのアドバイスまで一括で行うことができます。
1R:¥33,000〜(1回のみスポット施工)
1R:¥66,000〜(2回施工+1ヶ月保証)
タクセルは365日24時間全国どこでも出張駆除します。但し、地域によっては別途交通費を頂戴する可能性がございますので、まずはお問い合わせください。
沖縄は、温暖で湿度の高い気候であり、トコジラミが活発化する条件が揃いやすいエリアです。
トコジラミは一度発生すると次々と繁殖するため、早めの発見と駆除が肝心です。「見慣れない虫がいる」「壁に小さなシミができている」等、少しでも異変があったら、すぐにご相談ください。